『医師』という職業はいつの時代であっても社会的地位が高く、常に高収入ランキングの上位にランクインしているため、理想の結婚相手として人気があります。
これから男性医師と結婚したいとお考えの方、もしくは男性医師との結婚を希望して婚活中の方は、どのようなことを意識すべきでしょうか?
今回のコラムでは、医療従事者ではない女性が男性医師と結婚するために、知っておきたい医師の恋愛・結婚事情、婚活ノウハウ、注意点などをまとめてご紹介します。
目次
1. イマドキの男性医師の結婚相手をチェック!
男性医師と結婚を実現するノウハウをご紹介する前に、イマドキの男性医師の結婚事情について理解しておくと、婚活がスムーズに行くでしょう。
ここでは、株式会社医師のともが公表している「医師457人が回答!医師の『恋愛・結婚事情』に関するアンケート調査発表」とM3.com「医師、理想の結婚年齢とその理由」のアンケート結果をもとに内容を見ていきます。
参照:株式会社医師のとも「医師457人が回答!医師の『恋愛・結婚事情』に関するアンケート調査発表」
参照:M3.com「医師、理想の結婚年齢とその理由」
1.1 男性医師が結婚相手と知り合ったキッカケは?
アンケート調査では、男性医師が結婚相手と出会ったキッカケで最も多いのは「仕事関係(30.2%)」、2番目に「知人・友人の紹介(16.1%)」、そして3番目は「学校(13.8%)」という結果となりました。
つまり、男性医師は職場で出会った人と交際に発展し、結婚するパターンが一番多いと分かります。
2番目に多い「知人・友人の紹介」ですが、医師仲間や医学部時代の知人・友人からの紹介が多いと考えられます。また3番目の「学校」では、医学部時代に知り合ったと考えられるため、結婚相手は医療従事者が多いと想定されます。
会社員の場合も独身同士が職場で知り合い、恋愛関係に発展し、結婚するケースが多いことを考えると、男性医師も仕事関係で結婚相手と知り合うことは自然の流れと言えるでしょう。
1.2 男性医師の結婚相手はどんな職業?
男性医師の結婚相手の職業についての調査結果は、第一位が医師以外の医療従事者(41.7%)、第二位は医療従事者以外(40.5%)、第三位が医師(9.2%)でした。
男性医師が医療従事者や医師と結婚する割合を合計すると、全体の半数を占めています。病院やクリニックなどの医療機関では、医師や看護師、医療事務スタッフなど様々な職業のスタッフが連携して業務に携わっているため、職場内で強い信頼関係が築かれます。
特に医師と看護師は人の命に関わる仕事をする上で、徹底した意思疎通が不可欠であり、緊密な関係が築きやすく、職場内恋愛に発展し、結婚するケースが多いと考えられます。
医療従事者以外との結婚も全体の4割占めており、他職種同士で結婚をすることで、家庭に仕事を持ち込まず自宅でリラックスして過ごすことができるメリットがあります。
1.3 男性医師の理想の結婚年齢は?
理想の結婚年齢については個人差がありました。
理想としている結婚年齢が20代の場合は、出産や育児の適齢期やリスクを考慮すると早い時期がいいという意見が多くみられました。
また、30代での結婚を理想としている男性医師は、医師としてひと段落し、自立して仕事ができるようになる安定した時期に結婚をしたいと考えているようです。
2. 男性医師の結婚率は?結婚願望はあるの?
理想としている結婚年齢などを見てきましたが、実際に男性医師はどのくらいの年齢で結婚をしているのでしょうか。また、結婚している男性医師は多いのでしょうか。ここでは、男性医師の結婚事情を紹介していきます。
2-1. 男性医師の未婚率
少し古い調査報告にはなりますが、男性医師の未婚率は、2013年に発行された「北海道医療大学看護福祉学部紀要」で確認することができます。
男性医師の未婚率は、25~29歳が80.4%、30~34歳は23.4%、35~39歳が10.1%、40~44歳は7.4%、45~49歳が3.3%となっており、結婚のピークは20代後半から30代前半にかけてであることが分かります。
一般的に男性医師の場合、医学部を卒業後、約6年間の研修期間を経てから一人前の専門医として活躍するようになるため、20代後半から30代前半で結婚をする医師が多いと考えられます。
参考:北海道医療大学看護福祉学部紀要「医師・看護師の婚姻状況」
2.2 男性医師は結婚しない人が増えている?
内閣府「令和4年版 少子化社会対策白書」によれば、2020年に50歳になった男性の生涯未婚率は28.3%となっており、男性医師の2020年50~54歳の未婚率約1.3%と比べるとかなり低い数値です。
日本全体では女性の社会進出や結婚年齢の上昇などが理由で晩婚化・未婚化している傾向にありますが、多くの男性医師の場合、結婚願望を持っていることが分かりました。
※男性医師の未婚率は下記参考資料の50~54歳の未婚率にて算出
参考:政府統計の総合窓口「就業構造基本調査 / 令和4年就業構造基本調査 / 全国編 人口・就業に関する統計表」
3. 男性医師が結婚相手に求める条件
ここまで、近年の医師の結婚事情について見ていきましたが、職場恋愛から発展した結婚が多いと分かり、医療従事者でないと縁がないのかな…とガッカリされたかもしれません。
しかし、決して落ち込む必要はありません。
医師の結婚は医師同士もしくは医療従事者と結婚するケースが半数以上ですが、医療従事者以外が40%を占めていることを考えると、異職種同士の結婚も十分に望みはあります。
医師の業務は当直や夜間、休日のオンコール対応があり、勤務形態は不規則で長時間の拘束時間が避けられないため、結婚相手には異業種を求める男性医師も多いのです。
4. 医療従事者ではない女性が男性医師と出会う方法は?
この章では、今回のコラムの本題、医療従事者ではない女性が男性医師と出会う方法、ノウハウについてご紹介します。
4.1 婚活を始める年齢は?
医療従事者以外の女性が男性医師と出会うために婚活を始める年齢は、20代後半~30代前半くらいが推奨されています。
結婚相手の職業を限定しない場合は、30代からの婚活も遅くはありませんが、医師に限定した場合は20代後半のうちに早めに婚活を始めることで、出会いのチャンスが広がります。
30代後半から婚活しても医師と出会える可能性はありますが、男性医師は年齢と共に激務や長時間勤務により婚活が難しい状況になりますので、早めの婚活がカギとなるといえます。
4.2 出会いの場所は?
男性医師と出会える場所・サービスは以下が挙げられます。
・友人や知人の紹介:同窓会、サークル活動など
・医療従事者限定の合コン
・医師専門の婚活アプリ・サイト
・医師専門の結婚相談所
・その他
意外にも男性医師と出会うために特別な方法はなく、一般的な婚活方法と変わりませんが、結婚相手を医師に限定した専門の婚活サービスに登録して婚活するとよいでしょう。
また、医師と出会った際に好感を持ってもらえるように、教養を身に付けるなど自分磨きに力を入れることも大切です。
4.3 結婚相談所を利用するのはアリ?
医療従事者ではない女性が男性医師と出会う機会は多くはありませんので、実際に出会いをマッチングしてくれる結婚相談所に登録して、結婚相談してみる価値はあるでしょう。
医師専門の結婚相談所ではお相手の条件に合う医師を写真付きのプロフィールで検索し、気になるお相手とは婚活カウンセラーがお見合いのセッティングを仲介してくれます。
結婚相談所は男性医師と出会うためのアドバイスを受けられるメリットがありますが、入会金・月会費・成婚料などの費用がかかるため、事前に複数社を検討して決めましょう。
4.4 お見合いするのはアリ?
お見合いは相手のプロフィールと顔写真を眺めながら、気になる相手とオンラインでメッセージのやり取りをし、実際に会ってみたいかどうか、事前に双方が確認をして進めていきます。
お見合いのメリットは段階的に進めていくため、出会って交際し、すぐに破局するというトラブルがなく、慎重に相手の性格、相性、価値観を見極めることができます。
5. 男性医師と結婚する5つのメリット
医療従事者ではない女性が男性医師と結婚したい理由には、経済的な安定や仕事への尊敬など様々あると思いますが、実際に男性医師と結婚すると、どんなメリットがあるのか見てきます。
経済的に安定した生活
男性医師の平均年収は約1,000万円と数ある職業の中でもトップクラスに高く、経済的に豊かな家庭を築くことができ、将来的に経済的安定が得られるメリットがあります。
関連する記事はこちら▼
医師の生涯年収はいくら?診療科,年齢別,地域など条件別の生涯年収ランキング
社会的地位を得られる
医師は社会的ステータスが高く、夫が医師となれば、社会的地位を得られる傾向にあり、社会生活が優遇される可能性はあります。
家庭の医学的アドバイスが役立つ
家族が風邪をひいたり、ケガをしたりした際に、病院を受診せずとも、医療や医学的な見解から適切なアドバイスを得られるため、安心して対処することができます。
知的刺激が多く、会話が興味深い
医師は高度な教育を受けているだけでなく、常に最新の医療について学んでいるため、結婚した後も、夫婦の会話は知識が豊富で興味深いメリットがあります。
キャリア目標をサポートできる
医師は高収入のため、医療従事者ではない女性が妻になると、夫のキャリアサポートに徹するケースが多いです。激務の医師を精神的にサポートする存在になれるでしょう。
6. 幸せとは限らない?男性医師と結婚して後悔するパターン4つ
理想的な医師結婚とは異なり、こんなはずじゃなかった…と後悔するパターンもあるようです。ここからは、幸せになれなかった医師結婚の例を見ていきます。
仕事が忙しすぎて幸せではない
医師の業務が想像以上に激務で、長時間労働や急な呼び出しなど、仕事のストレスが家庭にも影響を及ぼす場合もあります。
例えば、家族団らんの時間が確保できない、おでかけや旅行に行くのが難しいなど、家族との時間を取ることができない可能性もあります。
医師と結婚したのに金銭的に苦しい生活
医師は確かに高収入ですが、勤務地、年齢、経験などによって人それぞれ異なります。研修医や勤務医時代は収入が少ないこともあります。自身の病院を継いで欲しいなどの希望により、子どもも医師を目指すこともあります。そのため、塾代や医学部進学のための費用は膨らむ場合もあります。
他の医師の妻が羨ましくてたまらない
医師は診療科目や勤務形態によって収入や忙しさにバラつきがあるため、医師の妻同士でライバル関係になるケースがあるようです。
特に脳神経外科、整形外科は他の診療科目と比べて激務になる傾向にあるため、比較的休みを取りやすい眼科、耳鼻科、皮膚科、放射線科などの医師の妻を羨ましく思う人もいます。
会社員の嫁・専業主婦から嫉妬される
医療従事者ではない女性が男性医師と結婚すると、会社員と結婚した妻から嫉妬され、嫌味や陰口を言われる可能性があるため、謙虚な態度でいることが大切だといえます。
7. 結婚相手を医師に限定して婚活する時の注意点
男性医師と結婚したくて婚活中の方は、結婚の先にある幸せについて改めて考えてみましょう。
念願の医師と結婚しても、絶対に幸せになるとは限りません。高収入の職業に絞って婚活することは「医師ならば誰でもいい」と極端な行動に走りがちなので注意が必要です。
結婚生活の満足度は相手の職業だけで決定されません。結婚相手の職業はあくまで条件の一つであり、それが全てではないのです。
職業を見て人を判断すると、医師以外の男性は屈辱的な思いをする可能性があり、最終的にあなたの婚活が失敗に終わる可能性があるので、十分に気を付けなければなりません。
8. まとめ
今回は男性医師と結婚したい女性に向けた婚活ノウハウについてご紹介しました。
予め、医師という職業の特徴、結婚タイミングなどを理解しておくことで、スムーズに婚活を進めることができるでしょう。幸せな医師人生に繋がるように参考にしていただけたら幸いです。