担当医師へのお礼は必要?お礼の渡し方と謝礼におすすめの品を解説

担当医師へのお礼の相場は?お礼の渡し方と謝礼におすすめの品を解説

日々、健康に気をつけて生活していても、多くの人が人生で一度は手術や入院を経験します。普段病院のお世話になっていない人にとっては、手術や退院時に担当医師や病院へのお礼は必要なのか、どういった品がいいのかが分かりません。

本記事では、担当医師へのお礼の相場と渡し方、謝礼におすすめの品を中心に解説していきます。急な入院や手術が必要になって担当医師へのお礼の仕方が気になった人はぜひご確認ください。

1.担当医師へのお礼は必要?

 担当医師へのお礼は必要?謝礼について

入院を予定している患者やその家族にとっては、担当医師へのお礼が必要なのかが一番気になる点です。
結論、担当医師へのお礼は必須ではありません。

日本医師会のお礼についての見解と、担当医師によってお礼への対応が変わる点も合わせて解説していきます。

1-1.担当医師へのお礼は必須ではない

日本の医療文化では、患者から担当医師や看護師へのお礼は一般的ですが、法的に必須ではありません。
例えば、手術を終えた後、患者やその家族が感謝の気持ちをお礼として渡すことはありますが、任意の行為です。

病院側としても、治療の対価として患者側からのお礼を期待しているわけではなく、お礼は患者の意思で行われます。したがって、お礼をするか否かは患者側の判断によります。

お礼をすることで担当医師との関係が変わるわけではないため、患者は無理をしてまでお礼を用意する必要はありません。

1-2.日本医師会のお礼についての見解

日本医師会は、医師へのお礼に関して原則的にもらわないものと掲載しています。
医師がお礼を受け取ることによって、患者との間で利益相反が生じる恐れがあるためです。

●お礼をもらわないものとする理由

ある患者が手術後に医師に高額な謝礼金を渡した場合、他の患者対応との公平性を損なう可能性があります。
担当医師が患者からお礼を受け取る際には、金額や受け取り方について慎重に考慮し、常識的な範囲内で行うことが重要です。

医師としての責任感と倫理観が、お礼の受け取り方において重要な要素となります。

参照:日本医師会「【医師と患者】B-14.患者からの謝礼」

1-3.担当医師によってお礼への対応は変わる

担当医師によって、お礼の受け取り方には大きな違いがあります。
ある医師は、心付けや謝礼を受け取ることを好まない一方で、別の医師は小さな心付けであれば受け取る場合があります。

病院によっては、医師や看護師がお礼を受け取ることを禁止する規則を設けていることもあるので、必ず渡さなければいけないものではありません。

大手の総合病院では、医師や看護師が患者からの贈り物を一切受け取らない方針を採用する場合があります。このため、お礼を検討する際には、担当医師の個人的な考えや病院の方針を事前に確認することが大切です。

無理に渡そうとすると無礼になる可能性もあるので、慎重に検討しましょう。

2.担当医師や看護師へのお礼におすすめのお菓子

3.担当医師や看護師へのお礼におすすめのお菓子

担当医師へ直接現金を手渡しする文化は減少しつつあります。そこで、担当医師や看護師へのお礼におすすめのお菓子を紹介していきます。

2-1.焼き菓子

担当医師や看護師へのお礼として、焼き菓子がおすすめです。
焼き菓子は冷蔵の手間がなく、保存期間が長いので休憩中に食べやすいためです。

特に、個別包装されたものは衛生的かつ配分しやすいため、医師やスタッフ間で共有するのに適しています。アレルギー情報や賞味期限が明記された商品を選ぶことで、受け取る側の健康や安全へ配慮できます。

2-2.お煎餅

お煎餅は、多くの医師や看護師に受け入れられやすいお菓子です。様々な種類の味付けがされたお煎餅のセットは、医師やスタッフのさまざまな好みに合いやすいというメリットがあります。

塩分や味付けが控えめなお煎餅は、健康を意識する医師や看護師にも喜ばれます。さらに、美しい包装や特別な箱に入ったギフト用のお煎餅は、感謝を伝える際に最適です。

2-3.羊羹や甘いもの

羊羹やその他の甘い和菓子は、多忙な担当医師や看護師へのお礼におすすめです。
羊羹や甘い和菓子は保存が利くので、多くの人と共有しやすいのが特徴です。

多忙な時には糖分を摂取したくなるので、甘い和菓子はお礼として最適です。甘さの程度が異なる商品を選ぶことで、医師やスタッフの個々の好みに対応できるでしょう。

羊羹の他にも、どら焼きや饅頭などの和菓子も検討してみてください。

3.担当医師へお礼を渡すタイミングとマナー

4.担当医師へお礼を渡すタイミングとマナー

担当医師へお礼を渡す際には、適切なタイミングとマナーがあります。

大切なお礼が失礼に当たらないように、タイミングやマナーについて解説していきます。

3-1.お礼を渡すのは退院時がおすすめ

担当医師へのお礼を渡す最適なタイミングは、治療が完了して退院するときです。

治療が終わったことで、医師への感謝の気持ちを素直に伝えやすいためです。

また、治療中にお礼を渡すと、治療に対する影響を与える可能性もあります。長期間にわたる治療を終えた患者が、退院時に手紙と小さなギフトを担当医師に渡すことで、深い感謝の気持ちを表現できるでしょう。

このように退院時にお礼を渡すことで、医師と患者の関係に影響を与えることなく、感謝を伝えられます。

3-2.他の患者に見えない場所で渡す

お礼を渡す際のマナーとして、他の患者に見えない場所で行うことが重要です。
不特定多数がいる場所でお礼を渡すと、他の患者を不快にさせたり不公平感を与えたりする可能性があるためです。

例えば、医師の診察室や個室など、他の患者の目に触れない場所を選ぶようにしましょう。また、控えめにお礼を渡すことで、受け取る医師も快く受け入れられます。

担当医師のプライバシーを尊重し、周囲への配慮を忘れないことが重要です。

3-3.商品を渡す際はのし紙をかける

商品をお礼として渡す場合、日本ではのし紙をかけることがマナーです。
のし紙には、お礼の名目を記載できるので、手術や治療へのお礼の品として認識されやすくなります。

●のしの種類と文言

  • 水引:紅白・蝶結び
  • 贈り物の名目:御礼

上記のようにすることがおすすめです。
店舗で商品を購入する際は、包装スタッフにお礼と伝えると適切に対応してもらえます。

商品を渡す際は紙袋のまま渡さず、一度商品を出してから直接手渡すのが一般的です。
他の患者に気づかれないように紙袋のまま渡す際は、「袋ごと失礼いたします」と伝えてください。

のし紙を付けることで贈り物の品格を高め、受け取る医師に対しても礼儀正しさを伝えられます。

3-4.病院への感謝はメッセージカードに込める

病院全体への感謝を表現する際には、メッセージカードを利用することが有効です。
退院時に、病院のスタッフ全員への感謝の言葉を込めたメッセージカードを、受付や看護ステーションに渡してみてください。

メッセージカードに治療中に感じた感謝や尊敬の気持ちを具体的に記述することで、担当医師や看護師にとっても喜びと励みになります。メッセージカードを用いることで、担当医師や看護師だけでなく、病院全体への感謝を表現できます。

病院へのお礼は、金銭やギフトだけではありません。
健康になった喜びや、お世話になったことへの感謝を自分の言葉で伝えてみましょう。

4.担当医師へのお礼でよくある質問

担当医師へのお礼には、疑問や質問を抱く人が多数います。今回は、よくあるお礼についての質問をまとめました。

担当医師へのお礼で疑問を抱えている人は、それぞれの質問内容を確認してみてください。

4-1.病院への心付けで商品券は大丈夫ですか?

病院や担当医師によって、商品券の受け取りに関する方針は異なります。
一部の病院や医師は、商品券をお礼として受け取ることを好ましく思わない場合があるためです。

特定の商品券が病院の方針に反する可能性があるため、事前に病院の方針を確認することが重要です。
商品券を贈る場合は、使用範囲や有効期限を考慮し、受け取る医師が利用しやすいものを選びます。

商品券よりも、お菓子などのギフトのほうが担当医師は受け取りやすいでしょう。

4-2.現金を渡すのはマナー違反になりますか?

現金を直接渡すことは、病院や担当医師によってはマナー違反と判断されます。
特に、高額の現金は、医師と患者間の関係に影響を与える恐れがあるため避けるべきです。

現金の受け渡しを禁止している病院も増えているので、事前に病院の規約を確認しておきましょう。
病院の規約は、ホームページや受付などで確認できます。

感謝の気持ちを伝える際は、現金ではなくギフトやメッセージカードなどの金銭以外の方法を選ぶことが一般的です。

4-3.手術を受ける際は担当スタッフ全てに心付けを用意すべきですか?

手術を受ける際、担当スタッフ全員に心付けを用意する必要はありません。
もし感謝の気持ちを表したい場合は、病院全体宛のメッセージカードや共有できるお菓子などを選ぶことが最適です。

手術では、執刀医の他に麻酔を担当する医師や複数の看護師が立ち合います。
患者が全員の顔を把握するのは難しく、個別にお礼をするのも現実的ではありません。

個別に心付けを用意するのではなく、病院全体への感謝を表現する方法を選ぶことで、医療スタッフ全員への感謝を伝えられます。

4-4.謝礼に対する医者の本音は嬉しいものですか?

医師にとって、患者からの謝礼は金銭的な価値よりも、感謝の気持ちが重要です。

回復した患者が手書きの手紙や思い出の品物を医師に贈ることで、その物自体の価値よりも患者の回復と感謝の気持ちが最大の報酬となるためです。

医師は通常、患者の健康を第一に考えています。
金銭的な報酬よりも、患者からの心からの感謝をもらうほうが喜びが大きくなります。

謝礼は、形式よりも患者の気持ちが重要です。医師は患者の心からの感謝を最も高く評価しています。

4-5.医者への謝礼は違法になりませんか?

日本では、医師への謝礼は法的に違反はしません。
しかし、過度な謝礼や不適切な方法での授受は病院の規約や医師のモラルから問題となる可能性があります。

例えば、非常に高額な謝礼金や不透明な方法で謝礼を提供することは、医師と患者の関係に不適切な影響を与える可能性があります。
謝礼を贈る際には、その方法と金額に十分に注意を払うことが重要です。

適切な方法で感謝の気持ちを伝えることは、医師と患者の良好な関係を維持する上で重要です。医師への謝礼は、法的な問題を避けるためにも、現金や商品券以外で行われる必要があります。

5.まとめ

担当医師へのお礼は、病院の規模や地域によっても異なります。また、現金や商品券などのお礼を受け取らない病院も増えているので、事前に病院の規約を確認してからお礼するようにしましょう。

お礼をする際は、お菓子やメッセージカードなどもおすすめです。
お菓子はスタッフで共有しやすく、メッセージカードは患者の気持ちを直接感じられるためです。

病院への感謝として現金を渡したい場合は、寄付という形で受け渡しを検討しましょう。
患者からの寄付は、設備投資や他の患者のケアなど、病院運営に使えるためです。

お世話になった担当医師や看護師に感謝を伝えることで、その後の関係性を良好に保てるようになります。担当医師へ失礼がないように、お礼をしてみてください。

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