医師は当直で何している？スケジュールや真似したい過ごし方を解説

この記事にはプロモーションが含まれています

多くの医師の悩みの種になりがちな「当直」。長時間拘束であるうえに、日によって空き時間が多く過ごし方に悩んでいる医師も多いのではないでしょうか。

「ほかの医師は当直で何をしているの？」
「仮眠は十分に取れるもの？」
「空き時間をどのように過ごしているのか？具体的なスケジュールを知りたい」
など、長時間拘束であるが故に過ごし方に疑問を抱いている医師も多いでしょう。

そこで今回は、医師が当直で何をしているのか、実際のスケジュールをもとに解説していきます。また、医師の当直に対する本音や真似したい過ごし方についても紹介しますので、当直に対して何らかの悩みを抱えている方はぜひご覧ください。

1.医師は当直で何している？医師の本音・実態から徹底解説！

自分自身の当直回数や悩みが一般的にどうなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

「ほかの医師は当直に対してどのような悩みを抱えているのか？」
「毎月の当直回数や仮眠時間はどれくらい？」
など、さまざまな悩みや疑問を抱えていることでしょう。しかし、同じ診療科の医師同士で当直に対する本音を言い合うのは簡単ではありません。

ここでは、医師が当直で何をしているのかを業務内容を解説するとともに、当直に対する医師の本音や実態を解説していきます。

1-1当直とは？基本的な業務内容

当直は病院営業日の夜間と営業時間外に勤務し、その時間の急患や入院患者の急変に対応するのが主な業務内容です。

このように、急患や入院患者の急変などイレギュラーな対応をメインとしているため、何も起こらなければ待機しています。待機時間中は巡回やカルテの確認を行うほか、決められた時間に仮眠を取ることも可能です。

しかし、仮眠の時間を設けていたとしても、急患や入院患者の急変が発生すれば真っ先に対応しなければならないため、予定しているスケジュール通りに過ごせないことも珍しくありません。

1-2医師の本音_「当直が負担になっている」という声が多数

独立行政法人 労働政策研究・研修機構が実施した『勤務医の就労実態と意識に関する調査』では「医師として働いているなかで疲労を感じるもの」という調査項目に対し、回答数が最も多かったのが「当直（宿直及び日直）」でした。

「当直（宿直及び日直）」に次いで「長時間労働」「患者（およびその家族）の理不尽な要求」といった回答が続いており、数ある業務や対応の中で当直が最も医師の負担になっているとわかります。

また、医師転職研究所『常勤先での当直状況に関する医師へのアンケート調査』おいて1,649人の医師に対して調査した結果、寄せられた回答を参考にまとめたものが下記です。

当直は負担が大きいことから「当直明けの休み・勤務を軽減してほしい」という声が多くなっています。複数のアンケート調査から、当直がかなり負担になっている医師が多いとわかります。

1-3当直の実態は！？

当直がつらいと感じている医師が多いものの、当直の回数やしんどさは診療科や医療機関によって異なります。

どこの診療科・医療機関であっても楽な仕事ではありませんが、医師転職研究所『常勤先での当直状況に関する医師へのアンケート調査』を参考に、当直の実態について解説します。

1-3-1当直の有無

家庭の事情などから当直を行っていない医師も一定数いるため、1,648人の医師の中で「当直を行っている」と回答したのは1,207名（73.2％）でした。

1-3-2診療科別のひと月あたりの当直回数と当直のときの平均睡眠時間

ひと月あたりの平均当直回数は3.5回という調査結果から、週1回程度は当直を行っているとわかります（当直を行っている医師のみ）。

ただ、診療科によってひと月あたりの平均当直回数にはばらつきがあります。当直回数が最も多いのは産婦人科で、一か月あたりの平均当直回数6.0回となっています。

救命救急科や総合診療科、麻酔科なども当直が多く、ひと月あたり4.5～5.5回の当直が行われているとわかります。

また、当直は仮眠時間が設けられていますが、必ずしもスケジュール通りに睡眠時間が確保できるとは限りません。

調査結果によると、当直業務を行っているときの平均睡眠時間は4.9時間となっています。平均値以上の5～6時間や6～7時間の睡眠時間を確保している医師がいる一方、0～1時間や1～2時間などほとんど睡眠時間を確保できていない医師もいる状況となっています。

1-3-3当直前後の勤務状況とヒヤリ・ハット経験

当直前後の勤務状況を調査した結果によると、当直前後であっても通常勤務を行っている医師が多く、その場合、「通常勤務→当直→通常勤務」という勤務時間が発生する可能性があります。このような連続勤務が続くとおよそ4.9時間の睡眠時間で32時間勤務しなければなりません。

少ない睡眠でこれだけ長時間勤務を続けていると、どんなに注意していても処置をミスしたり、居眠りをしたりといわゆる「ヒヤリ・ハット」を経験する可能性があります。実際に当直明けの勤務でヒヤリ・ハットした経験があると回答したのは52.5％となっており、半数以上の医師が疲れや集中力の低下による悪影響を感じているといえます。

1-3-4当直回数軽減に向けた取り組みを行っている医療機関の割合

今回のアンケート調査から、ひと月あたりの平均当直回数は3.5回、医療機関や診療科によってはさらに多く当直が行われている状況であるといえます。しかし、適切だと思う当直の回数は月2.5回という回答結果が得られており、適切だと思う回数と実際の当直回数がマッチしていない現状があります。

さらに、最大32時間の連続勤務が発生する可能性もあり、当直回数や勤務体制が医師の負担になっているといえるでしょう。

このような現状を改善しないままでは、医師の負担が軽減されないばかりか、医師自身が体調不良や病気になる可能性があります。

しかし、勤務先で当直回数を減らす取り組みが行われていると回答したのは14.4％に留まっていました。多くの医療機関で当直の勤務体制に対する改善はあまり進んでいないようです。

出典：株式会社メディウェル「常勤先での当直状況に関する医師へのアンケート調査」

2.【事例あり】医師の当直のスケジュール

当直は日によって変則的なスケジュールとなるため、仮眠がほとんど取れないような忙しい日もあれば、待機する時間がメインで時間を持て余してしまうこともあると思います。

他の医師が当直で何をしているのか、どのように過ごしているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、当直で医師が何をしているのか、基本的なスケジュールと事例を解説していきます。

2-1基本的な当直のスケジュール

こちらが基本的なスケジュールです。当直明けにそのまま日勤が続くケースも珍しくありません。当直明けの日勤で検査や手術などハードなスケジュールが続くこともあるので、可能な限り十分な食事と仮眠を取ることが大切です。

2-2実際はどう？当直の過ごし方の事例を紹介

当直は基本的なスケジュールが決まっているものの、急変や呼び出しなどでスケジュール通りに過ごせないケースもあります。

ここでは、福島県の「白河厚生総合病院 臨床研修センター」の実際の当直の様子を紹介します。

出典：「当直に密着 – 白河厚生総合病院 臨床研修センター」

診療科目によりますが、急患の受け入れなどが発生するとスケジュール通りに過ごせないことがわかります。今回のケースは仮眠時間3時間で救急対応が多く、ハードなスケジュールであったといえるでしょう。

3.真似してみたい当直の過ごし方

当直を行っている医師の中には、
「緊急対応がほとんど発生しない診療科のため、せっかくなら待機時間を有効活用したい」
「疲労を感じやすい当直を快適に過ごしたい」
など、当直の過ごし方について考えている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、当直の空き時間を有効活用する方法や快適に過ごすためのグッズなどを紹介します。

3-1当直中の空き時間も有効活用！

当直の空き時間に「何をしようかな？」と悩む医師もいるでしょう。

マイナビDOCTORの『働きすぎ？ 医師の当直実態調査【本音アンケート】』をもとにまとめてみると、当直中の空き時間にしていることで最も多かったのがインターネット閲覧（一般サイト）、次いで仮眠となっていました。また、医療系サイト閲覧、論文作成・研究・医学書関連の読書などで当直時間過ごしている回答も多かったため、有意義に時間を過ごそうとしている医師も多いと言えます。

その他の過ごし方で挙げられたのは以下の通りです。

• 患者のカルテ記録
• 資料作り
• 検査の所見記入
• 学会準備
• 外来の受診予定者の予習
• ぼーっとする
• 電話する

業務に関連していることを行っている方もいれば、興味のあるサイトを閲覧したり、本を読んだりしている方もいて、比較的自由に時間を過ごしているといえるでしょう。

3-2当直のお助けグッズ_当直室を快適な自分空間に大変身！

当直の時間を快適に過ごすために、かさばりますが気に入った寝具を持参することで、快適な睡眠を確保できます。また、実際に仮眠を取らなくても、携帯を触ったり、本を読んだりする時間も快適に過ごせるようになります。

ここでおすすめのお助けグッズを紹介していきます。

・マイ枕

夜勤にマイ枕を持参することには多くのメリットがあります。まず、慣れ親しんだ枕により快適な睡眠が可能となり、睡眠の質が向上します。また、衛生面でも他人の使用した枕より安心です。さらに、自分の枕によって心理的な安心感が得られ、ストレスが軽減されます。これにより、夜勤中の仮眠をより良質なものにし、健康的な睡眠習慣を維持できます。

・毛布

夜勤に毛布を持参することで快適な温度管理が可能となり、職場での仮眠がより心地よくなります。また、衛生面でも安心感があり、心理的なストレスも軽減されます。普段使い慣れた毛布を利用することで、家庭での睡眠環境に近づけ、安定した睡眠習慣を維持できます。これらにより、夜勤中の休息が質の良いものとなります。

『BRAIN SLEEP（ブレインスリープ コンフォーター オールシーズンズ ）』

宇宙服用に開発された調温素材調温素材「アウトラスト」により、暑い時は涼しく、寒い時は暖かくします。

季節に応じて冷感生地とピーチスキン生地を使い分けられます。カバー不要でそのまま使用でき、洗濯機で丸洗い可能なため、清潔に保ちやすいです。

商品の詳しい情報はこちら▶

・マットレス

夜勤にマットレスを持参することで、快適な睡眠環境が整い、睡眠の質が向上します。自分専用のマットレスを使用することで、適切な体圧分散が得られ、身体への負担が軽減されます。また、衛生的で清潔さを保てるため安心です。慣れたものを使用することでストレスも軽減され、良好な睡眠習慣を維持できます。これにより、夜勤中の仮眠が充実し、健康的なライフスタイルがサポートされます。

『GOKUMIN(ゴクミン) かため高反発マットレス5つ折りタイプ』

GOKUMINの商品は、高品質ウレタンを使用し、長持ちで耐久性のある硬め高反発設計です。

専用敷パッド付きで、清潔を保つため頻繁な洗濯が可能です。撥水加工が施されており、汚れにも強く滑らない安心設計で、快適に使用できます。

商品の詳しい情報はこちら▶

・洗面用具

夜勤に洗面用具を持参することで、勤務中のリフレッシュが可能となり、疲労が軽減されます。自分専用の洗面用具なら衛生的であり、肌トラブルの予防にも役立ちます。また、口や顔を清潔に保つことで、眠気が覚めて集中力が向上します。慣れたアイテムを使用することで気分が落ち着き、ストレスも軽減されます。

『ORBIS（オルビス）オルビスユー トライアルセット エイジングケア』

初期エイジングケアに特化し、肌を潤しバリア機能を強化します。新成分とポーラ・オルビス独自の「DF-パンテノール」を高濃度で配合し、肌荒れを防ぎます。

セットには洗顔料、化粧水、保湿液が含まれ、無油分、無香料、無着色、アルコールフリーで安心して使用できます。

商品の詳しい情報はこちら▶

・歯磨きセット

夜勤に歯磨きセットを持参することで、口腔内を清潔に保ち、リフレッシュ効果があります。口臭の防止にも役立ち、対人関係も円滑になります。さらに、歯磨きは眠気覚ましにもなり、集中力を維持するのに効果的です。習慣的に口腔ケアを行うことで、健康管理の一環として心身のバランスを保つ助けとなります。

『LaaSong　トラベル 歯磨きコップ 歯ブラシケース 歯ブラシカップ』

LaaSongのトラベル歯ブラシセットは、サイズ62×62×197mmのコンパクトなホルダーが特徴で、高品質のPP素材を使用し環境と健康に配慮しています。

ピンク、ブルー、グリーン、ホワイトの4色展開で、歯ブラシや歯磨き粉、くしの収納に便利。旅行やキャンプ、ジムなど様々な場面に対応します。丸みを帯びたデザインで、独立して歯ブラシを清潔に保管可能で、持ち運びが簡単で整理もしやすい仕様です。

商品の詳しい情報はこちら▶

・アイマスク

夜勤にアイマスクを持参することで、仮眠時に周囲の光を遮断し、質の高い睡眠が得られます。光を防ぐことでメラトニンの分泌が促進され、深い睡眠をサポートします。また、外的要因による眠りの妨げを減らし、リラックス効果が増します。軽量でコンパクトなので持ち運びも簡単で、どこでも快適に休息を取ることができます。

『MINNU アイマスク 睡眠用』

MINNUの3Dアイマスクは、遮光率99.99%で光をほぼ完全に遮断し、真っ暗な睡眠環境を提供します。独自の3D立体構造と鼻梁シンクロ設計により、圧迫感なく目元に密着し、高級ライクラ素材を使用し、肌に優しく通気性と速乾性があります。サイズ調整が可能で、軽量かつ洗濯機で洗えるため、清潔に保てます。さまざまなシーンでの快適な睡眠をサポートします。

2年間の保証と60日間の返品保証が付いており、安心してご利用いただけます。付属品には耳栓と収納袋が含まれ、高級化粧箱でプレゼントにも最適です。人間工学に基づいた立体構造で目を優しく包み、密着感がありながら圧迫感はありません。

商品の詳しい情報はこちら▶

・加湿器

夜勤に加湿器を持参すると、乾燥した空気を適度に潤し、喉や肌の乾燥を防ぎます。適切な湿度を保つことで、快適な環境が整い、リフレッシュ効果と集中力の向上に寄与します。加湿によりウイルスの活性が抑えられ、健康管理にも役立ちます。ポータブル加湿器なら場所を選ばず、どこでも簡単に使用できるのも利点です。

『Troston 卓上小型加湿器』

この加湿器は、バッテリー容量が1200mAhに増加した最新モデルで、最大12時間のコードレス使用が可能です。銀イオン抗菌加工のタンクが清潔なミストを提供します。

静音運転と7色LEDライトで快適な使用環境を演出し、2つの噴霧モードと自動オフタイマーを搭載。コンパクトなペットボトル型で、Type-C充電に対応しており、様々な電源から利用可能です。超音波式で簡単操作、取り外し可能なタンクで清掃が容易です。

商品の詳しい情報はこちら▶

・充電器

夜勤に充電器を持参することで、スマートフォンや電子デバイスの電池切れを防ぎ、常に連絡が取れる状態を維持できます。これにより、緊急時の対応や情報確認がスムーズに行えます。充電が切れる心配がなくなることで、安心して業務に集中でき、ストレスを軽減します。また、電池切れによる業務の遅延も防ぐことができます。

『TORRAS Flexline 67W充電器』

TORRAS Flexline 67W充電器は、業界最長100cmのコード内蔵で、距離のあるコンセントでも便利に使用できます。67W高出力により、スマホからPCまで効率的に高速充電が可能です。

GaNIII技術で低発熱を実現し、バッテリー寿命を延ばします。AI機能で最適な電力を供給、デバイスを保護しつつ迅速な充電が可能。耐久性の高い巻き取り式ケーブルは長寿命で、小型設計。PSE認証済みで安全性が高く、3年保証を提供しています。

商品の詳しい情報はこちら▶

・スリッパ

夜勤にスリッパを持参することで、足元の快適さが向上し、長時間の立ち仕事による疲労を軽減できます。職場の床が硬い場合でも、クッション性のあるスリッパが足への負担を軽減します。また、自分専用のスリッパを使うことで衛生的です。さらに、リラックスできる履き心地は、ストレスの軽減や集中力の維持にも役立ちます。

『HIPPOPOTAMUS（ヒポポタマス）オーガニックコットン＆バンブー ルームシューズ』

HIPPOPOTAMUSのスリッパは、オーガニックコットンとバンブーレーヨンを交織したタオル生地を使用し、柔らかい肌触りと高い吸水性が特徴です。

全面タオル地で、汗やお風呂上がりの水分を素早く吸収し、べたつきません。ドーム型のルームシューズに靴のような左右のある設計でフィット感が向上し、安定した歩行が可能です。

内側の甲部分にも贅沢に生地を使用し、極上の履き心地を実現。発色の良いカラーと豊富なバリエーションで快適さを提供します。

△商品の詳しい情報は画像をクリック

※AmazonおよびAmazon ロゴは、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
※Amazonのアソシエイトとして、ONE DOCTORは適格販売により収入を得ています。

4.まとめ

医師は当直で何をしているのかについてみてきました。

空き時間があれば、業務に関連することだけでなく、十分に仮眠をとったり興味のあるインターネットサイトを閲覧したりして、ストレスを溜めないように過ごしている医師が多い傾向にありました。

当直は医療機関にとって欠かせないものですが、医師の負担になっているのは事実です。ほかの医師の当直の過ごし方を参考に、便利なアイテムを取り入れつつ快適な当直の過ごし方を探してみるのはいかがでしょうか。